”のぼるちゃん”ってどんな人?
心のつぶやき

働きすぎて涙が止まらなくなる前に

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「なんでそんなに残業してるん?」

「何をそんなにする事あるん?」
「まだ、居ったん?もう早よ帰りや。」
「先、ご飯だけでも食べたら?」
「休憩くらいちゃんとしなあかんで。」

―こんな言葉をかけられて、胸がチクっとしませんでしたか?

「なんでそんなこと言われて辛くなるの?」そう思った人は
安心して下さい。あなたは正常です。

でも、もし今これを読んで「わかる……」と感じたあなた。
どうか今すぐ、自分を見つめ直してみてください。


心と体の変調に気づいて欲しい

仕事ができてるから病気とまでは、思われなかった。
もちろん、自分でも病気とまでは思ってない。                             けど、本当はとっくに限界を超えてた。

私を救ってくれたのは友人の一言でした。
もし今、あなたが少しでも心のしんどさを抱えているのなら

この記事が、小さな気づきになればと思います。


介護の仕事と、毎日の癒し

私は老人ホームで介護の仕事をしてました。
この仕事はよく「心を病みやすい」と言われています。
でも初めからしんどかった訳じゃない。
介護の仕事って、利用者さんとのおしゃべりはすごく楽しくて。               ホントにいい仕事なんです。
元気でまだまだ若い自立の人もいれば寝たきりの人もいる。介護度も様々で色んな人が共同生活してる場所。

「おはようさん。😊今日も寒いなあ~。あんた、そんな薄着で寒ないん?😮」
(そう言って、私の腕をさすってくれるおばあちゃん。🥰)

「今日、昼ご飯ナニ?ラーメン?ご馳走やな。💕🍜💕何時に来たらええ?🥰」
(え?ご馳走?😅しかも、あんなに小っちゃい体でスープまで完食。😅)

認知症の利用者さんもすごく多い。
認知症って、まだまだ勘違いしてる人も多いけど、全てを忘れてしまう訳じゃない。昔の思い出なんかはビックリするくらい詳細に覚えていて、笑顔でお話ししてくれます。🌷


介護は「してあげる」仕事じゃない

介護は、一方通行じゃない。
利用者さんって、正直大変な人も居ますが、ホントに大変な人って、極々一部の人だけ。それ以上に、利用者さんは皆さん″人生経験豊富な大先輩”。
その存在だけで癒される事があります。ただ、そこに居て微笑んでくれてる。それだけで、強力な癒しパワーがある。
そんな利用者さんに囲まれて、本当なら幸せなはずなのに・・・。                   どれだけ利用者さんに元気をもらっても、限界は近づいて来てました。


「業務」ではなく「人」を優先した結果

私はサービス提供責任者という立場で働いていました。でも、書類より、私にとっては、利用者さんの方がよっぽど大切で重きを置いていました。

「早く死にたい」と興奮して泣いてる人。
他の利用者と馴染めず、孤立している人。                       利用者さん同士で言い争いになってる人。                       話を聞いて欲しくて、スタッフを追いかけてる人。

基本、皆さん孤独を抱えてて、誰かが話を聞いてあげなきゃいけない。           でもスタッフも忙しい。                 
そんな利用者さんをほおってはおけず

結果、サ責業務はどんどん溜まりました。
時間管理が下手だったこと。
もちろん、それもあったと思います。
でも一番の原因は、他のスタッフを頼ることができず、心配な利用者さんの対応を自分一人で抱えてしまった事。

サ責(サービス提供責任者)ってどんな仕事?
訪問介護において、ケアプランの作成やスタッフの指示・調整などを担う、現場のリーダー的な存在です。


みんな疲れてピリピリしてる。

私の心が疲弊したもう一つの理由。それは、自分が一番酷い人間と思ってたから。

「忙しいねん。そんなんに、いちいち付き合ってたら仕事すすまへんで。」
「そんなん、ほっといたらええねん。」
「また同じこと言うてるやん。」

介護業界の人手不足は常態化してて、介護をしてるスタッフが心の余裕を持ちにくくなってるのは事実。みんな余裕なく、本来あるはずの優しさをどこかに置いたまま仕事をしてる。

それは、もちろん理解もしてるし、わかってる。だけど、それでもやっぱり、利用者さんに対して酷い言葉が耳に入る事があると、理解できず、それを聞くだけでしんどかったし、苦しんだ。

その人に注意すればいいだけでは?簡単な事じゃない?

ホントにそお。それなのに、そんな簡単な事ができない自分が情けなくて、一番嫌いだった。
こんな気持ちがさらに私を追い詰めて行った。


眠れない夜、止まらない涙

とうとう限界が来た。夜、眠れなくなり、そのせいで昼も集中力がなく失敗も多くなった。そして、涙が出て止まらなくなった。仕事場には車通勤だったけど、帰り道、涙が止まらず、家まで泣き続け、家の駐車場についてもすぐ家に入る事はできなかった。子供にそんな顔は見せれなかった。

「死んだらどうなる?」
ふっとその言葉が頭に浮かんだ時、やっと気づいた。
ーこれは本当にヤバい。


あなたを守れるのはあなただけ。

ここまで読んで下さってありがとうございます。

私は自分の限界に、自分で気づくことができたおかげで、                               精神科を受診し、すぐに休職する事を決め、何とか前への一歩を踏み出すことができました。後退じゃなくて、前進です。😊あの時、行動を起こして本当に良かったと心から思います。

「夜眠れない。何故か涙が出る。」

これはあなたが自分を守る為に出してる緊急のサイン。

もし、今このサインが出てるなら自分を守るのが最優先。自分を救ってあげて。😊🌿🌿🌿

続きは次の記事で。                                     休職後にどんなことがあったか、そうして少しずつ立て直して行った私の事を書いてみようと思います。

ABOUT ME
のぼるちゃん
のぼるちゃん
始めまして、のぼるちゃんです。✨✨
どこかのオジサンっぽいですが…実は50代シングル女性、バツ2で、3人と一匹で暮らしてます。🌿

ちなみに「のぼるちゃん」という名前。
これはハタチの時、ミナミのパチンコ屋ワールドでバイトしていた頃のあだ名ですが、理由は謎。😂

年下いじられキャラで可愛がってもらってたあの頃を思い出しながら、50代の今を、等身大でゆるっと綴っていきます。
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