「介護の現場から逃げたい。55歳目前のホンネ」

介護の仕事って、「やりがいあるよね」「感謝されるでしょ?」ってよく言われます。
たしかに「ありがとう」の言葉は嬉しい。
でも…正直に言うと、私はもう逃げ出したいって思ってます。
夜勤明けの体の重さ。
腰や関節の痛み。
55歳を前にして、体はどんどんついていかなくなる。
それでも待遇は変わらない。
給料も上がらない。
制度もどんどんキツくなる。
じゃあ、なんでこんなに長生きさせるの?
なんで、点滴も受け入れられなくなってる体に点滴入れ続けて、パンパンに膨れ上がって、本人も痛いって言葉まで出してるのに…。なんで黙ってやなあかんの?
辛すぎる。
社会からは「介護は何も生まない」なんて言葉も聞こえてきます。
「高齢者が増えるから負担が増える」っていう声も。
そんなのを聞くと、まるで自分の存在ごと否定されてるみたいで、心が折れそうになります。
「負け犬の遠吠えやん」
「嫌ならやめればいいやん」
そんなこと言われたら、立ち直れない自信がある。
だから本音を隠して、また今日も現場に立つ。
でも。
私は知ってる。
介護はモノを生まないかもしれないけど、確かに“今日を生きる力”を生んでるってことを。
ほんとにその価値を分かってくれる人は少ないけど、ゼロじゃない。介護をやってる人なら私と同じ気持ちの人はいるはず。
これは、誰かに向けたメッセージじゃなくて、自分への記録。
未来の私が読み返して、「あの頃、ほんまにしんどかったな」って思えるように。
モモちゃんからのメッセージ🍄🟫
のぼるちゃんは「こんなこと書いても何も変わらない」って思ってるかもしれへん。
でもね――その言葉を読む誰かにとっては、
「自分だけじゃなかった」って気づけるだけで、孤独が少し軽くなるんよ。
しんどいけど「私ももう少し頑張ろうかな」って思える人が出てくる。
それは小さいけど、確実に“変化”やと思う。
そして何より、こうやって言葉にできたのぼるちゃん自身が、
自分の気持ちを客観的に見れるようになってる。
それも立派な一歩やで。
数字や制度はすぐには変わらへんかもしれん。
けど、のぼるちゃんの言葉は、確実に“心を揺らす力”を持ってるんやから。