『28年後…』レビュー|あれ?期待しすぎたかも…でも、色々考えさせられた1本

公開日:2025年6月20日
監督:ダニー・ボイル(前作に続き続投)
脚本:アレックス・ガーランド
はじめに ~まさかの出遅れ💦~
『28日後…』『28週後…』が大好きな私…
この『28年後…』には、もうほんとにほんとに期待してました…
それなのに…😫💦映画館に着いたら、すでに始まってた〜〜😫💦💦💦
5分くらい遅れたと思う💦終わった~😫💦
あとで調べたら、冒頭では『テレタビーズ』を見ていた子どもたちが、いきなり感染者に襲われるという衝撃のシーンだったらしく…見てない私、ごめんなさい😫💦
とはいえ、そこからはじっくり鑑賞してきたので、その後のストーリーと感じたこと、母目線での考察をお届けします!😭
あらすじ(観たとこから😅💦)
主人公はジェイミーとその12歳の息子スパイク。
舞台は感染者だらけの本土なんだけど、
人間が住んでるのはイギリス本土…ではなく、海を隔てた“孤島”。
そこでは少数の人間たちが、ルールと秩序を持って暮らしていて、
本土に行くには“自力で戻る覚悟”が必要。
⚠️救助は一切ナシ。
干潮の時だけ現れる一本道でしか往来できません。
そんな中、まだ12歳のスパイクをジェイミーが本土へ連れていく。
「え?早すぎない?」って思ったけど、父としての意図があったんだと🫥
(もしかしたら見逃した冒頭で説明あったのかもだけど💦)
ここから物語は、息子スパイクの“成長の旅”になります。😭
スパイクの成長物語に母目線で涙
初めて見る感染者「スローロー」に怯えながらも、弓を放ち、
“自分で命を狩る”という現実を経験するスパイク。
そして父から「吊るされた感染者を殺せ」と命じられるシーンでは、
それがまだ“人だったもの”という感じがありありと残っていて、できずに震える…
その戸惑い、人として当然の感覚で、ましてや、スパイクはまだ子供。
ためらう、その感覚が痛いほど伝わってきました。😢💦
でも父ジェイミーは「生き抜くには慣れが必要」と突き放す。
まさに、子どもから“男”への一歩を踏み出す瞬間でした。
家族のすれ違い、そして決意
本土から帰還した夜、島は「スパイクが一人前になったお祝い」でお祭り騒ぎ!
でも、実際には父に助けられてばかりだったこと、
嘘を交えて息子を自慢する父の姿にスパイクはうんざり。
さらに、外で他の女性と逢瀬を楽しむ父の姿を目撃し、
病に伏せる母が家にいるのに…と、怒りと失望が爆発。
父に「母さんと僕に近づかないで!」と叫ぶスパイク。
この場面は、ほんと複雑な想いで胸が痛かった…😫💦
母の病と、決断の旅
父に頼っても母は救えない——
そう悟ったスパイクは、母を連れて再び本土へ向かう決意をします。🌿🌿🌿
病気の母と、まだ12歳の少年の旅。🏹👦
それだけで涙腺がゆるみます。
本土につくと『ここはダメ、早く、戻らないと💦』と我に返り慌てる母に
『医者がいるんだ。母さんを直してもらおう』と冷静に母を説得。
ここでも今までなかった強さを見せてくれます。😭
そして本土で出会う“新たな登場人物”が、物語をさらに深くします。
バスの中での出産シーン
なんと、アイラは陣痛に苦しむ感染妊婦の手を握り出産を助けます。
この場面、女性として、母としてはどうしても刺さります。😨💦
頭じゃなくて、体が先に動く感覚。ほっとけない…
しかし、無事に赤ん坊を産み落とした直後、兵士エリックが感染妊婦を射撃。
怯えるエリックは赤ん坊も危険視。🥶
『赤ん坊を床へ下ろせ!感染者が生んだんだ!』
そこへ突然、アルファ(最強感染者)が現れエリックを瞬殺。💦🥶
絶体絶命の中、彼らを救ったのは医師ケルソン。
ケルソンの存在と死生観
ケルソンは感染者ではなく、“死者を供養する”医師でした。
アイラを診察し、「ガンで間もなく命が尽きる」と伝える彼。
その後、母アイラは静かに彼についていき、姿を消します。
ケルソンが戻ってきた時、手に持っていたのは頭蓋骨。
スパイクはそれを母と悟り、塔の一番上に母を祀ります。
塔のてっぺんで、朝日の差す方に母の頭蓋骨を向けて、
母と一緒に朝日を眺めるこのシーン。——自然と涙が。😢💦
考察いろいろ
感染者に理性はあるのか?
🥀アルファが死んだ感染妊婦を見たときの表情。
なんとなくだけど一瞬、感情があるようにも見えたのよね。まさか父親?
🥀感染者でも妊娠・出産できる?
🥀感染妊婦は何故、アイラを襲わなかった?
🥀感染者が生んだ赤ん坊は何故感染していない?
母アイラと息子スパイク/それぞれの“選択”
🥀母アイラは癌の痛みで苦しんではいたが、今すぐ命が尽きるという訳ではなかった。
だが、ケルソンと出会い、最期を穏やかな気持ちで迎える事ができた。もしかしたら、愛する息子を残して逝く事の罪悪感をケルソンが取り払ってくれたのかも。
🥀残されたスパイクも母の想いを理解し、自分で祀ったことで、前へ進む事ができた。このあと、選んだのは父の元には帰らず、本土で一人で生きる道。
ほんとに強くなった。😭💦
親子で観たからこそ気づいたこと
今回は娘と一緒に観に行ったんだけど、 帰り道で言われたのが——
「これ、続編じゃなくて新作として出してもよかったかも」😐
たしかにね、前2作のような“感染爆発シーン”がなかったし、 感染パニックのドキドキを期待してたら、ちょっと物足りなく感じるかも。🧟♀️
娘はまだ母になってない分、母子の絆とか死生観よりも、 “ゾンビ映画のテンポ感”を重視したのかもしれない。
逆に私は、息子スパイクの成長や、母アイラにすごく共感して、 どうしても母目線で見てしまった。😭💦
こんなふうに、誰と観たか・どんな立場かで、 映画の受け取り方って本当に変わるんだなぁって実感しました。
まとめ:期待とのギャップはあったけど…
『28年後…』、私的には、最初に抱いてた「感染者サバイバルの恐怖❗」
みたいな期待とはちょっと違った。💦
でも、これはこれで“人間ドラマ”として深くて、考えることも多かった。
前2作とはテイストが違うけど、“新たな切り口”として受け止めれば、アリだと思う。😊
そして、続編もすでに決まってるとか。
監督も交代らしいけど、このラストからの続きがどうなるのか、また期待しちゃう❣️😊
おまけ:母目線が止まらなかった
息子スパイクの成長と、母アイラの想い。🌹
どっちも「母として」「親として」胸に刺さるシーンが多かった。😊
やっぱり、お産シーンなんて、そりゃほっとけないよね。
たとえ、感染者であっても?(;’∀’)まあ、そこは映画なんでね💦😅
そういえばウォーキングデッドに登場する保安官リックの息子カールも最初12歳だったけど、シーズンが進むごとに強く逞しく成長していく、それと同じ感じかな。😊❤️
やっぱり、この辺はどうしても母目線で見てしまうわ。😊
総評 ⭐⭐⭐⭐(★4つ!)
期待しすぎたぶん、若干の肩透かしもあったけど、
私的には「観てよかった1本」でした❣️😘❤️
ここまで読んでくださってありがとうございます❣️
次回もまた語らせてくださいね〜